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今回はダンゴムシ飼育でよく見かけるダニを5つご紹介します。
ダンゴムシ飼育に限らず、土が必要な虫を飼育するなら共通なんじゃないかと思います。
チリダニ科
チリダニ類にはコナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニなどが居ます。
大きさは0.4mm前後。大きく成長した個体が集まっていると肉眼でもすぐ分かるくらい目立ちます。
飼育ケースの環境が悪くなってくると、湿った古い餌などに群がっています。
マイクロスコープで見ると、クチバシのような尖った口で野菜や土の栄養をジュルジュル吸っているのが分かります。
生物には罪はありませんが、大量の卵に囲まれながらチリダニがジュルジュルと食事をとる様子は地獄の底のような雰囲気を醸し出しています。
ダニの中では大きめで目視できるチリダニ類ですが、もっと小さなダニは肉眼では全く見えません。↓
コナダニ亜目
0.1mm以下。
ゆっくりずんずん歩きます。
不思議と生理的な恐ろしさを感じさせないダニですが、調べても名前が全く分かりません。
謎ダニ
前述のコナダニ亜目を映した映像の動画の冒頭で、こういう形の違うダニが出てきます。
コナダニ亜目よりもさらに小さいですね。
他のダニに混じって見かけるダニですが、調べても全く情報が出てきません。
似ている形のダニさえ見つからず何科なのかも分からない謎ダニです。
コナダニ科 ケナガコナダニ類
0.4mm前後。
チリダニ類と似ていますが、お尻の毛が長いです。
まさに粉のような小さなダニですが、よく動くため飼育ケースの壁を這っていれば肉眼でも生き物であると分かります。
ウロウロとせわしない動きではなく目立たない静かな動き方をします。
肉眼でもよーく見るとお尻から長い毛がたくさん伸びているのが分かります。
壁を登るのか好きなのかよく飼育ケース内から脱走するので人間側としては困ります。
ツメダニ科
0.3〜1mmくらい。ダニの中では大きめです。
チリダニ類やコナダニ類を捕まえて体液を吸う肉食性のダニです。
とても動きが速くウロウロ動くことと第一脚の長さが特徴です。
第一脚は肉眼で見ても長いのが分かります。
他のダニたちとは少し違う捕食者らしい雰囲気をしています。
ケース外に脱出しているのはほぼ見たことが無いですが、人の体液も吸うので脱出すれば直接的な害があります。
よく見かけるのは以上の5種です。
いかがでしたでしょうか。調べてたら痒くなってきました。
ご参考になれば幸いです。
\ ダニを見る目が変わるかも /
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・DIM-T2.4(マイクロスコープ)
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Wikipedia
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ケナガコナダニ Tyrophagus putrescentiae (SCHRANK) | イカリ消毒 害虫と商品の情報サイト
アース害虫駆除なんでも事典