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カビの中のハゴロモトビムシ
ダンゴムシの飼育ケース内にカビの生えたビーツがあったので、マイクロスコープ*1で観察していたら偶然こんなトビムシを見つけました。
肉眼で見ても紺色っぽいような小さな虫にしか見えないですし全く目立たないのですが、拡大するとこんなに美しい光沢のある青色をしていたなんて驚きでした。
なんとなく極楽浄土で遊ぶ天女のような仏教的な世界観を感じる虫です。
でも名前が分からないなぁ・・・ネットで調べても出てこないし・・・ハゴロモトビムシに似てるけどよく分からない・・・と思っていたら、最近購入した『足もとの楽園 ちっちゃな生き物たち』という本に載っていて、ハゴロモトビムシの一種であることが完全に判明しました。
この本、トビムシがたくさん載っていて本当に便利です。
小さな土壌動物を取り扱った本でダンゴムシやヤスデなどたくさんの土壌動物たちに混じって何種類かトビムシが載っている場合はありますが、トビムシばかりがカラー写真付きで何十種類も載っている本なんて他に見たことがありません。
良い本を作っていただき著者のぺんどら様と出版社のさくら舎様に感謝です。
それにしても「ハゴロモ(羽衣)」なんて、ぴったりの名前ですよね。
名付けた学者の方もこのトビムシを拡大して見た時に美しさに驚き、同じように極楽浄土のイメージを持ったのでしょうか。
この虫に美しい名前が付いていることに無性に嬉しくなりました。
\ トビムシの種類が分かる最高の本 /
【撮影機材】
・DIM-T2.4(マイクロスコープ)
【参考文献】